うちの犬は熱中症になりませんから!!
毎年毎年、真夏の炎天下にグッタリした愛犬をお散歩という名の大義名分のもと、
連れまわしている飼い主さんを見かける度に、「うちの犬は熱中症にはならん!」
そう書いてあるTシャツを着ているように見えるのは私だけでしょうか?
そして、そのような飼い主さんを見かける度に、「どうか当店のトリミング会員様では
ありませんように、、、」
そう心で願ってしまいます(苦笑)
ボンヌカリテにトリミングで通ってくださっている飼い主さんの愛犬に対する愛情というものは、
とても深く、素晴らしいものですから、そのような人間の勝手で、愛犬に苦しい思いを
させるような行為はしないと信じております(^^)
まさかトリミングサロンのスタッフが散歩してます、、、
なんてことは無いとは思いますが、、、(^_^;)
今や犬だけではなく、人間に対しての熱中症の危険性をさまざまなメディアからの警鐘が
盛んになっているのに、いまだにそれを無視している飼い主さんがいるのが、
本当に残念です(>_<)
毎年夏になると、動物病院には、たくさんの熱中症の子達が運ばれてきて、
そのうちの8割は手遅れで亡くなってしまうそうです。
もし、愛犬が熱中症だと気づいてから、動物病院に搬送するのが20分以上かかるのでしたら、
まずは飼い主さんが応急処置をしてから病院に行った方が生存率が上がります!
それには、愛犬の異変にできるだけ早く気付いてあげることと、適切な処置を
することが重要になります。
【初期症状を知る】
代表的な初期症状を覚えておいてください!
●元気が無く、グッタリしている
●呼吸が浅く速い、口を大きく開けて舌を出し、あえぐように呼吸する
●多量のよだれ、嘔吐や下痢をする
●体温の上昇(41度以上の場合はすぐに病院へ)
そしてさらに症状が進むと、、、
●痙攣する
●意識が無くなる
●血便、血尿をする
●チアノーゼをおこす
などの症状を見逃さないように注意して下さいね!
もし熱中症の疑いがある時の対処法は、、、
●屋外でなった場合は、すぐに日陰の涼しいところへ移動させる
●体に水をかける、タライなどに水をはって、その中に体をつけたり、
濡らしたバスタオルで体を包む
●扇風機やエアコンをつけてとにかく体温を下げるように努める
●アイスノンや水で濡らしたタオルなどで内股や首を冷やす
●水を飲めるようなら少しずつ様子を見ながら与える、スポーツドリンクにはナトリウムが
含まれていて体が水分を吸収しやすくなるのでおススメです
●できるだけ早く病院へ連れて行ってあげる
体を冷やす際に、氷水などの冷たすぎる水を使うと体表の血管が収縮して、
体の奥の熱を逃がしきれないことがあるので、冷やし過ぎにも注意が必要です!
とにかく大丈夫だろうと後回しにせずに早め早めの処置を心がけてくださいね。
いつになれば、熱中症など気にせず、平気で炎天下のもと散歩するような
自分勝手で適当な飼い主さんがいなくなるんでしょうね(+_+)
毎年夏になるとそればかりを願っております(^_^;)
仙台のトリミングサロン BONNEQUALITE(ボンヌカリテ)