サマーカットをする前に知ってほしいこと。

 

毎年トリミングサロンでは気温が上がってくると、まるで市場の競りのように

飛び交う言葉があります。

 

 

 

それは、

 

 

 

”サマーカット”

 

 

 

愛犬をトリミングに出している飼い主さんにはお馴染みのワードですよね!

 

 

 

気温が高くなってくる初夏から秋口くらいまでは、トリミング時の

オーダーとしてサマーカット、つまり短めスタイルの要望が多くなります。

 

 

 

中には、サマーカットするためだけに年1回だけトリミングサロンを利用するという

飼い主さんもいるくらいですから、

 

 

 

ワンちゃんを飼っている方達の間で、いかに”サマーカット”という言葉が

定着しているかがお分かりになると思います。

 

 

 

そしてこの夏時期、トリミング時の人気オーダーであるサマーカットですが、

 

 

 

じつは愛犬に負担をかけてしまうことがあるってご存知でしたか?

 

 

 

本来、愛犬をサマーカットにしてあげるということは、暑さが苦手なワンちゃんが

夏の暑い時期を少しでも涼しく快適に過ごせるようにとの飼い主さんの

愛情に満ち溢れたカットスタイルなんですが、

 

 

 

これが逆に負担をかけてしまうとは?いったいどういうこと?

 

 

 

今まで夏場になると当たり前のようにサマーカットをトリミング時に

オーダーしてきた飼い主さんからすると、

 

 

 

「何を言ってるんだ!?暑がっているのを涼しくしてやろうってんだから、

良いに決まってるだろう!」

 

 

 

そう、お思いになると思います(^_^;)

 

 

 

でも、サマーカットにすることはメリットだけではなく、デメリットも

あるということを知っていてほしいんです。

 

 

具体的にどのような負担をかけてしまうのか?

 

①普段、毛で覆われていることにより、紫外線などの外的要因の刺激から

護られている皮膚の露出が増えることによって紫外線などの刺激で

ダメージを受ける(犬の皮膚の厚さは人の皮膚の3分の1の薄さといわれており、

とてもデリケートなんです)

 

 

②毛が短くなったことにより、体感温度が変化して体調を崩す。

(とくに夏場はエアコンなどで体を冷やし、風邪などをひきやすくなります)

 

 

③年に1、2回程のトリミング頻度では、バリカンなどの刺激に皮膚が慣れておらず

バリカン負けなどでトリミング後に痒がったり、赤くなったりする。

とくにのど元、お腹や内股などの皮膚はデリケートなのでトラブルを起こしやすい。

(人のヒゲそりでも最初はカミソリ負けをしたりするが回数を重ねることによって、

皮膚が鍛えられてカミソリ負けしなくなります)

 

 

 

などのデメリットがありますが、トリミングサロンでのトラブルはとくに③の原因

多いように感じます。

 

 

 

毎月定期的に全身をカットしている子でしたら、皮膚も刺激に慣れて強くなって

いるので、夏場にいつもより短くしたとしても、皮膚トラブルになることも

あまり無いですが

 

 

 

年1、2回や、バリカンで刈るのはまったく初めて、という子の場合、

刺激に慣れていないデリケートな皮膚にバリカンの刺激が

加わった後に、シャンプーなどで、体が温まり血行が良くなった

ことによって、

 

 

 

お家に帰った後に体に赤みやカユミなどが出てしまうことが多いので、

とくにパグや柴犬、コーギーなどの普段全身カットするようなことが

無い犬種の体へのバリカン刈りはおススメしておりません(>_<)

 

 

 

愛犬の為に良かれと思ってしてあげたことが逆に可哀想な目に

合わせていたとしたら、悲しいですよね(+_+)

 

 

 

では、サマーカットしないで夏を快適に過ごせるようにしてあげるには

どうしたら良いのか?

 

 

 

それは、普段からブラッシングなどで、抜け毛を処理してあげて

通気性が良い状態を保ってあげることです。

 

 

 

普段トリミングサロンには行かずに自宅でシャンプーしているよ、という

ワンちゃんに多いのが、

 

 

 

適切なブラッシングが出来ていないために不要な下毛が残ったままになっており、

まるで毛布のように厚く密集していることがあります。

 

 

 

このような状態では、例え毛を短くしたとしても、通気性が悪く、体の熱が

こもりやすくなります(>_<)

 

 

 

イメージしやすい例えでいうと、

 

 

 

”真夏にTシャツの上にダウンベストを着ている感じ”

 

 

袖は短くて腕は涼しいけど、体が暑い状態です(汗)

 

 

 

それとは逆に毛の長さは変えずにしっかりと下毛を除去して

通気性の良い状態にしてあげる。

 

 

 

これも例えるならば、

 

 

”薄手のサラサラとした着心地の良い長袖シャツを着ている感じ”

 

 

袖は長いけど、通気性が良くて体全体は涼しいですよね。

 

 

 

どちらが愛犬にとって快適に過ごせると思いますか??

 

 

今年は猛暑になると言われております。

 

 

これから夏本番に向けてサマーカットをご検討中の飼い主さんは、

まずはお家でのブラッシングを見直してみてはいかがでしょうか(^^)