トリミングは贅沢品!?

 

ワンちゃんを清潔に保ち、健康維持するためのトリミングですが、

 

 

これって、、、贅沢品ですかね?

 

 

ワンちゃんにとって必要なことですから、私の考えでは必需品ですね。

 

 

幸いなことにボンヌカリテにトリミングで通って頂いている

飼い主さんは愛犬を大切に思っている方ばかりですので、

 

 

 

どの子も定期的なトリミングによる”健康維持という名の愛情”

いっぱい受けていて、私から見ても羨ましく思うほどです(^^)

 

 

”ワンちゃんを飼うこと”というのは、様々なジャンルで分けた場合、

趣味の分類に分けられてしまうためになんとなく、

趣味=贅沢 という構図になってしまうんですかね(汗)

 

 

このように飼い主さんの愛情をいっぱい受けながら、

幸せな生活をおくっている子もいれば、

 

 

トリミングなどの必要なケアはもちろん、ほとんどかまって

もらえないような生活をおくっている子もいるんです。

 

 

みなさまの中で、”虐待”という言葉を聞くとどのようにイメージされますかね?

 

 

真っ先に浮かぶのは、叩いたり蹴ったりなどのような直接的なものですよね?

 

 

じつは虐待とよばれるものにも2種類あるってご存知でしたか!?

 

 

一つは典型的な殴る蹴るなどする積極的虐待

 

もう一つは、「世話をしない」 「掃除しない」などの消極的虐待

 

 

みなさま、一度は”ネグレクト”という言葉を聞いたことがあると思いますが、

よく人のほうでは、育児放棄という意味合いで使われている言葉で、

 

 

ワンちゃんの場合は”飼育放棄”という意味で、よくこの

言葉が使われてます。

 

 

ここ数年で、ワンちゃんに対するこの”ネグレクト”という言葉を聞くことが

多くなってきたように感じます。

 

 

実際には、もうだいぶ昔から使われていたとは思いますが、、、(^_^;)

 

 

おもに自宅での飼育環境(排泄物の放置や清掃しないために不衛生な状態)や

飼育状況(適正な量のエサや水を与えずに痩せ細っているなど)を指して

”ネグレクト(飼育放棄)”と言うことが多いですが、

 

 

おそらく、私達トリミングサロンが一番、実際にネグレクトの現状と向き合う機会が

多いと思います。

 

 

ネグレクト(飼育放棄)というのは、トリミングなどの適切なケアが必要な犬種にも

かかわらず、それを放棄して、ワンちゃんを不衛生で普段の生活に支障を

きたし、健康を害するような状態を続けている場合も、

立派な虐待であると、動物愛護管理法で規定されているんです。

 

 

それを理解している飼い主さんは、まだまだ少なく、まさか自分が”虐待している”

という認識は無いようですね。

 

 

では、具体的にどのような状態でトリミングに来た子がネグレクト状態なのでしょうか?

 

 

実際にあった例をお話ししましょう。

 

 

いつも愛犬をトリミングに出すペースが半年に1回、もしくは年に1回ほどで、

トリミングに来た時は、いつも全身マット状の毛玉に覆われ、足の裏の毛も

ガッチリ固まり、バリカンの刃さえ入らないような状態、、、

 

 

爪も伸び放題で、通常の立ち方ができないくらいに支障をきたしており、

歩いているうちに折れて出血した跡があったり、巻爪である狼爪は

1周まわって皮膚を突き破っていました。

 

 

耳は、赤く炎症してボロボロの状態になり、耳穴がまったく

見えないほどの黒い耳垢で埋め尽くされていて、

常に頭を傾けた姿勢でいます。

 

 

目ヤニも大量に固まっており、シャンプー時にお湯でふやかしながら

少しずつ取り除かないといけない状態でした。

 

 

年に数回、しかも毎回、トリミング時に痛みや負担がかかる状態で来店する為、

ワンちゃんがお店や施術に慣れることもなく、ただただ苦痛を与えられる場所に

連れていかれる、というだけでも相当な精神的負担になることは間違いないです。

 

 

このような”ネグレクト状態”のワンちゃんがトリミングサロンを主に利用する時期は、

 

 

◆春先の3月、4月頃(ワクチン接種などで病院に行く際、ボサボサだと恥ずかしい為)

 

◆7月、8月頃(気温が高くなり、暑そうにしてるからというのとお盆などで親戚が集まった時に恥ずかしい為)

 

◆12月の年末ギリギリ(なんとなく年越し前にキレイにしたいのと正月に親戚などが集まった時に恥ずかしい為)

 

 

だいたい、上記の時期に多いですね。

 

 

そして上記の理由でお気づきでしょうか?

 

 

トリミングに出そうとするキッカケが、病院に行ったり、自分家に人が集まるので、

手入れがほとんどされていない状態の愛犬を見られるのが恥ずかしい、

 

 

という、”飼い主さん都合”であることを。

 

 

このような飼い主さん、自分が間接的な虐待をしていることを認識できていないのは

もちろん、とにかく言い訳が多く、愛犬をケアしないことを正当化しようとします。

 

 

そしてこちらとしても、あまりにもワンちゃんが可哀想な為、定期的なケアでの

健康維持の大切さなどをお伝えするのですが、、、

 

 

それを真剣に聞いて改めようとしてくださる方は残念ですがほとんどおりません(泣)

 

 

ほとんどの方が笑顔で聞き流すか、毛玉取り料金などを加算されたことに対しての

不満を露わにして帰られます(苦笑)

 

 

このような飼い主さんは、”行きつけのトリミングサロン”はなく、毎回思いたった時に

当日すぐにトリミングしてくれるところを手当たり次第に探します。

 

 

例え、今までに何回か通っているサロンがあった場合でも、自分の希望日や時間に

予約が取れなければ、その都度、すぐに入れるサロンに行ってしまいます。

 

 

そのようにして毎回違うサロンに通う為、ますますトリミング嫌いになる子が

多いですよね(>_<)

 

 

ワンちゃんは”命ある生き物”です。

 

 

ワンちゃんは自分では”飼い主さんを選ぶこと”ができません。

 

 

例えば、あなたがワンちゃんだとしたら、「今日からこの人達が家族だから、一緒に生活してね!」

と言われて、突然知らない家族の中に入れられて、お風呂に入っても良いのは半年に一度、

 

 

下着などの着替えも半年に一度だけ替えることを許され、髪の毛も爪も、

もちろん半年に一度のみ切ることを許されるという、、、

 

 

ちょっと極端な例えですが、人間に置き換えるとこのような状況ですね(^_^;)

 

 

本当に飼い主さん次第で、天国と地獄のような飼い方の差が出ます(泣)

 

 

もはや、そのワンちゃんのもともと持っている運次第です。

 

 

今の日本は、あまりにも簡単にワンちゃんを買うことができてしまう環境ですからね(>_<)

 

 

その理由も様々で、「子供にせがまれたから」 「たまたま入ったペットショップで子犬と目が合って運命を感じたから」

と、本来飼える状況では無いのに飼ってしまった。

 

 

といったものから、たいして愛犬に愛情をかけている様子もなく、そもそも犬が好きじゃないのでは?と

疑問を持ってしまうような接し方で違う犬に代わっても同じネグレクトな飼い方を続けている方などがいます。

 

 

とくに「子供にせがまれたから」という理由で、子供にワンちゃんを買い与えることだけはおやめください。

 

 

今までも、そのような幼い子供がいる家庭で飼われたワンちゃんが、子供の成長と共に

どんどんネグレクトな飼い方になっていく過程を見てきました。

 

 

もちろん、幼い子供がいる家庭ではワンちゃんを飼ってはいけないということでも、

幼い子供がいる家庭では必ずネグレクトな飼い方になる、と言っているわけでもありません。

 

 

当店に来るワンちゃんの家族にも幼いお子さんがいる家庭はいますし、

ワンちゃんにも、お子さんと同じくらい愛情を注いでいて、家族みんな

仲良く幸せに暮らしてますよ(^^)

 

 

ご家庭によっては、子犬の時期は、家族みんなで「かわいいね」と言いながら、

いっぱいかまっていたけど、子供が大きくなるにつれ、習い事や部活などで

忙しくなり、ご両親も仕事が忙しくてなかなかワンちゃんの世話をする時間も無い、、、

 

 

そして、ご両親がお子さんにこう言います。

 

 

「あなたが欲しいって言うから、飼ったのに何でお世話しないの?飼わなきゃ良かった!」

 

 

そう言われたお子さんは、ただただ困った顔でうつむきます。

 

 

じつはこのやりとり、、、本当に私の目の前で繰り広げられたことなんです(^_^;)

正直、私そのやりとりを目の前にして対応に困ってしまいました(苦笑)

 

 

最初の頃は毎月トリミングに来ていた子が、少しずつ間隔が空いていき、

気づけば、全身毛玉だらけの状態で年に数回来店するというのが

飼い主さんの中でも当たり前になり、

 

 

トリミング後は「スッキリしたね~」 「可愛くなって良かったね~」

と家族で喜んで帰る姿を見送るたびに複雑な気持ちになります(泣)

 

 

また半年後には同じ状態になっているのかな、、、と(泣)

 

 

みなさま、もう一度、私達と一緒に考えてもらえませんか?

 

 

ワンちゃんはそれぞれ、飼い主さんに自分の命をゆだねています。

 

 

だって、自分では

 

 

ご飯や水を用意することも出来ない、汚れが溜まって体が痒くてもシャンプーすることも出来ない、

毛が伸び過ぎて前を見ることも出来ない、爪が伸び過ぎてまともに歩行することも出来ない、

体が調子悪くても病院に行くことも出来ない、

 

 

そんな”一人では生きていけない小さな命”をみなさんは、好きで家族に迎え入れたのですから、

責任を持って、最後まで愛情を注いで大切に育てるということは当たり前のことなんですよ。

 

 

極端な話し、明日から、水もゴハンも一切与えなければ、餓死させることができます。

 

 

命をゆだねられているというのはこういうことだと思います。

生かすも殺すも飼い主さん次第、

 

 

だからこそ、あらためて、犬を飼うことの責任というものを認識していただきたいですね(^^)

 

仙台のドッグサロン BONNEQUALITE 市川