ワクチンは3年に1度でいいの!?

愛犬のトリミングで初めてのトリミングサロンを利用する時は、ほとんどのサロンで、

1年以内の混合ワクチンと狂犬病ワクチンの証明書の提示を求められますよね?

 

 

今では、わりと当たり前になってきたトリミングサロン利用時の証明書の提示ですが、

15,6年前のペットブームの頃は、証明書の提示を求めるサロンはまだまだ少なかったです。

 

 

1年以内でのワクチン接種がトリミング時の預かり条件となっているサロンが多いですが、

このワクチンにも、”コアワクチン””ノンコアワクチン”の2種類あるって

ご存知でしたか?

 

 

コアワクチンとは?

 

感染すると重症化しやすく死亡率が高い感染症の抗体をつくる為のワクチンで、

常に体内に抗体がある状態を維持することが望ましい。

 

1度接種すると3年は抗体が存在すると言われており、検査をして

抗体が残っている状態なら、追加のワクチンをしなくても大丈夫なようです。

 

ただし、あくまでも抗体検査をして、残っていることが確認できている場合に限ります。

 

コアワクチンの種類

◆狂犬病ワクチン

◆犬パルボウィルス感染症ワクチン

◆犬ジステンバーワクチン

◆犬アデノウィルス感染ワクチン

 

しかし、狂犬病に限っては、法令により毎年の接種が

義務づけされておりますのでご注意ください。

 

 

以前、新規の問い合わせのお客様で、狂犬病を接種しておらず、

接種後のご利用を促した方がいたのですが、

その方の言い分はこうでした。

 

「今現在、日本では狂犬病が発症して無いんだから、接種しなくてもいいんだよ!」

 

たしかにそうなのですが、私が思うに、

 

高い接種率を保っているからこそ、防げているのでは?

 

こう思うのです。

 

ワンちゃんを飼っている人全員が、「発症していないから接種しなくてもいいじゃん!」

という考えになってしまうと、再び狂犬病が蔓延してしまうかもしれません。

 

現に今、年々接種率が下がってきているそうです。

 

今現在、空からの侵入は防げていますが、海からの侵入が危ぶまれています。

 

皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、北海道の港に寄港する

ロシアの漁船には必ず守り神として、犬を同行しているのですが、その犬が

寄港の際、船から降りて自由に歩き回っているそうです。

 

 

ロシアは清浄国では無く、依然として狂犬病が発生している地域ですから、

万が一、感染してる犬が港に下りて、人を咬んでしまったら、、、

 

 

そう考えると恐いですよね(>_<)

 

 

 

私達トリミングサロンでも、「ワクチン接種していない子のトリミングは受け入れないでください」

保健所から、厳しく指導されているんです(^_^;)

 

 

混合ワクチンもそうなんですが、ワクチン接種の必要性を理解してくださっている飼い主さんからは、

「色々な犬が集まるところだから、ワクチン接種を利用条件にしているサロンの方が安心して預けられるよ」

そう言っていただけることが多いです(^^)

 

 

以外に多いのが、子犬の時期のワクチン接種が終われば、一生追加接種しなくても大丈夫だと

勘違いされていて、何年もの間、抗体が無くなっている状態で過ごしてた、ということも

ありましたよ。

 

 

そのような飼い主さんからは、「買ったお店からはそのような説明がなかった」

このように言われることが多かったです。

 

 

たしかに、ペットショップ販売員の知識、説明不足により、飼い始めた後の

トラブルというのは度々問題になっています。

 

 

販売員も子犬を売る為に必死ですから、ほとんど良いことしか伝えずに

しつけや健康管理にかかる手間や労力は伝えないということが多いみたいですね。

 

 

そして、しつけなどで不安があって購入に二の足をふんでいるお客さんには、

”魔法の言葉”をささやきます。

 

「躾すれば大丈夫ですよ!」

 

この言葉に背中を押されて、飼い始めた結果、ワンちゃんとの楽しい生活が

始まるはずなのに、トラブル続きでストレスが溜まって

 

「やっぱり飼わなければ良かった」

 

このようになってしまうとワンちゃんも飼い主さん、どっちも不幸ですよね(>_<)

 

 

この”魔法の言葉”、ひどい場合ですと、

 

ペット飼育不可の賃貸住宅に住んでるので、もし内緒で飼ったとしても、

吠えたりすれば声でバレてしまうからと、飼育を躊躇している方にも、

やさしくささやいて背中を押してしまった結果、

 

 

飼育がバレないように、思いきった躾が出来ず、吠え癖や

咬み癖のあるワガママな子に育ってしまい、

 

 

結局、飼育がバレて保健所や里親に出す、という

悲しい結末になる方も実際にいました(泣)

 

 

これからは、さらに販売員の質とモラルの向上が求められていきます。

 

 

ワクチンの話しから少し逸れてしまいましたね(^_^;)

 

 

そしてワクチン接種をしていない方の言い分でこんな方もいました。

 

「うちの子、散歩はもちろん、一切外に出していないから必要ない」

 

この方、もちろん病院にも行くこともなく、サロンにも出したことが無いと

言っていたので、愛犬が外に出ることはまったく無いそうです。

 

 

では外に出なければ、感染しないの?

 

 

実際にこんなことがありました。

 

 

その方の愛犬も散歩はしないので、普段外に出て歩くことがほとんど無いのですが、

ある日、犬パルボウイルスに感染してしまったのです。

 

 

外を歩いたわけでは無いのになぜでしょう?

 

 

その原因はなんと、玄関にあった飼い主さんの靴裏のニオイを嗅いだ時に鼻先に

病原菌が付いて感染してしまったのです(>_<)

 

 

なぜ、飼い主さんの靴裏に病原菌が?

 

それは飼い主さんが帰宅途中に、たまたま道路上にあったパルボウイルスに感染している子の

オシッコを踏んでしまい、病原菌が靴裏に付着してしまったというわけなんです(^_^;)

 

 

まさか!とお思いですけど、実際にこういうこともあるんですね。

 

 

いくら外に出ることが無いからと言っても、やっぱりワクチンは大事ですね!

 

 

そして、もうひとつのワクチン

 

ノンコアワクチンとは?

 

感染しても比較的症状は軽く、重症化することも少ないので死亡率が低い感染症のワクチンです。

 

確実な防御のために毎年の接種が推奨されています。

 

症状は軽いといっても、免疫力の低い子犬やシニア犬などの場合、重症化して死亡することも

あるので、注意が必要です。

 

ノンコア=接種しなくても良いワクチン、ではなくて、状況に応じて接種すべきワクチンと認識しておいてください。

 

 

ノンコアワクチンの種類

 

◆犬レプトスピラ感染症

◆犬コロナウイルス感染症

◆犬伝染性肝炎

 

他にもありますが、主なものはこのあたりですかね。

 

 

~各感染症の主な症状~

【犬ジステンバー】

高熱や目ヤニ、鼻水が出て食欲不振になり元気がなくなります。

病状が進むと神経系統に異常をきたし、場合により麻痺などの

重い後遺症が残ることもあります。

 

【犬パルボウイルス感染症】

激しい嘔吐と下痢が主な症状で食欲も無くなり急激に衰弱する。重症化すると

ひどい脱水症状を起こして短時間で死亡することもあります。

感染力が強力で、たったの数gで世界中の犬を感染させられると言われているほどです。

 

【犬アデノウイルス感染症】

発熱、鼻水、くしゃみ等、人間の風邪のような症状で、短く乾いた咳が出て

重症になると肺炎を起こすこともあります。

他のウイルスとの混合感染を起こすと重症化して死亡率が高くなる

 

【犬レプトスピラ感染症】

主な症状は、発熱、脱水、出血、重症化すると死亡することもあります。

暖かい地域に多くみられ、人にも感染します。

 

【犬伝染性肝炎】

発熱や嘔吐、腹痛や下痢が見られ、後遺症として目が白く濁ることもある。

生後1年未満の子犬の場合、症状をまったく見せないまま、

突然死することもあります。

 

【犬コロナウイルス感染症】

成犬であれば、軽い胃腸炎で済むことが多いですが、子犬が感染すると

嘔吐や重度の水下痢を起こします。

パルボとの混合感染をすると重症化するので要注意です。

 

 

狂犬病ワクチンは、春先などの集団接種でしてる方も多いと思いますが、

ちょうど混合ワクチンの追加接種も同じ時期に重なってしまうことって

ありますよね?

 

 

そのように重なった時によく飼い主さんから聞かれることが、

 

 

「狂犬病ワクチンと混合ワクチンは何日くらい間隔を空けて接種すればいいの?」

 

 

このように聞かれることが多いです。

 

 

感染率を考慮した場合、混合ワクチンを先に接種したとして、

 

 

混合ワクチンを接種した後、約1ヵ月後に狂犬病のワクチンを接種できます。

 

その反対に狂犬病ワクチンを先に接種した場合は、その1週間後に

混合ワクチンを接種することができます。

 

 

ただ、獣医さんによって、接種する順番や空ける期間などに違いがありますので、

あとは、かかりつけの獣医さんと相談しながら決めればいいと思います。

 

 

これからの季節はさらに”フィラリア” ”ノミダニ”などの予防シーズンも重なって

きますので、愛犬を病気から守る為にも、忘れずに予防してあげてくださいね(^^)

 

仙台のドッグサロン BONNEQUALITE 市川